2017年10月13日金曜日

陸奥紙 みちのくがみ



平安時代、陸奥国平泉を中心とした地域で漉かれた檀紙(*1)で、中央にても消息の料紙として用いられたことが文献に見られる。

精良上質の紙であったらしく『源氏物語』には「うるはしき陸奥紙」と記されている。

原料は楮(*2)の繊維である。


*1 だんし
*2 こうぞ