2016年7月15日金曜日

前土器 まえかわらけ


風炉の火窓からの火気を防ぐために立てる素焼の土器。

半月形で、紅白二種あり、赤は鉄風炉に用いる。

『茶話指月集』に「元伯老人、休(*1)よりの伝ありて、風炉の内に土器を二枚立て茶湯をいたされしを」とあり、酷暑には二枚重ねて立てることもある。



*1 利休