2014年12月5日金曜日

砂高台 すなこうだい


高台畳付に砂粒が付着しているものをいう。

磁器焼成の際、くっつきを防ぐため匣鉢(*1)の中に砂を撒くが、その後の残ったもの。

重ね焼でも器物の間に砂を敷く場合がある。

明末期に輸出用に焼造された染付磁器に多く見られる。



*1 さや = 窯道具の一種で、焼成時に器物を保護するために用いる耐火性の高い容器。