2007年9月7日金曜日

燕庵 えんなん

京都藪内家(*1)の代表的な茶室。

織部が大阪へ出陣の折、薮内紹智(*2)に譲った京屋敷の茶室。

三畳台目で客座と二枚襖(*3)で隔てる相伴席(*4)を設けている。

窓は全部で十を数えるが、こうした茶室の多窓化は織部の好みをよく表している。

*1 やぶのうちけ
*2 やぶのうちじょうち = 藪内家一世
*3 ふすま
*4 しょうばんせき